最近、アタマシラミの患者さんが何人か来院されることがありました。今の時代でもアタマジラミはあるのはご存じでしょうか。アタマジラミは現在も1年中発生しています。特に、保育所や幼稚園、小学校(低学年)の児童に多く見られます。清潔かどうかに関係なく発生しますので、発生した場合も差別やいじめにつながらないよう正しい知識を持って対応してもらいたく投稿しました。
- 成虫の大きさは2から4mmで、色は灰白色です。
- ヒトの髪の毛につき、幼虫と成虫は頭皮から血を吸います。被害にあうとカユミを起こす人とそうでない人がいます。髪から離れると生きていけません。
- 卵は、大きさが約1mmで、色は乳白色です。ヘアーキャスト(フケの一種)と見間違えやすいので気をつけましょう。見分けるために、指ではさんで引っ張ってみましょう。ヘアーキャストなら簡単に動きますが、卵であればなかなか動きません。


アタマシラミをみつけたら・・
①枕カバー、シーツ、タオル、クシなどは専用のものとし、共用は避けましょう。また、洗えるものは毎日洗って使用し、必要に応じて熱湯処理します。
②目の細かい櫛を使って毎日といて成虫と卵を取りましょう。櫛でとく際に、成虫が周囲に飛び散らないように準備をしましょう。お子さんにレインコートを着せ、ビニールシートを床に敷き、その上に座らせて行うと後片付けがしやすいです。洗面桶に水をはり、櫛を濡らし、髪の毛を小分けにして、根元から先端まで丁寧にとかします。
③シラミ対策製品はいくつかのものが販売されていますが、現在、シラミ駆除薬として唯一認められているのがスミスリンシャンプーになります。
スミスリンは幼虫と成虫を駆除するので、10日間程度使用すれば、すべて駆除することができます。ただし、最近スミスリンの効果がないタイプのシラミが報告されており、必ずしも除去できるわけではありません。
親御さんは大変ですが、今の時代でも小さい子にはうつってしまう可能性はあります。正しい知識をつけて対応してあげてくださいね。

